在留資格制度の動向についても活発な議論が交わされました。選挙等を背景に外国人受入が社会的に注目される中、技術・人文知識・国際業務、特定技能といった在留資格の住み分けは、実務に直結する重要なテーマです。
民間企業の委員からは、自社調査で留学生の特定技能1号・2号への関心が上昇しているとの報告がありました。選択肢が広がっていることは全体としてポジティブな流れです。特定技能2号は制度上「適性・継続就労」がより求められるため、留学生が着実にステップアップできる導線設計が重要になります。
一方で、興味深い指摘もありました。特定技能人材の離職理由として「仕事が合わなかった」が多いというのです。これは入職前の期待と現実のギャップ、いわゆるミスマッチが原因と考えられます。
ここに専修学校の存在意義があります。専門教育を通じて業界の実態を理解し、必要な技術と知識を身につけた上で就職する。この流れは、ミスマッチの低減と「価値の高い人材」の供給につながります。委員の方からも「専修学校で専門教育を受けた人材が就職する流れはミスマッチ低減につながるため、事業拡大を期待する」とのお言葉をいただきました。
日本語学校の委員からは、「渡航前に正確な情報が伝わっているかが重要」との指摘もありました。誤解がミスマッチにつながるため、企業・専門学校・大学が海外で魅力発信することは非常に有効であり、回数や国を増やしてほしいとの声も。まさに本事業で取り組んでいるJASSOフェアへの参加は、この期待に応えるものです。
