先日開催された第3回国際化推進委員会では、外部委員の皆様から多くの貴重なご意見をいただきました。その中で特に印象的だったのが、「留学生の卒業後フォロー」と「地域での定着」に関する議論です。
委員会では、公益団体の委員の方から「卒業後の追跡・フォロー体制をどう設計しているか」「近隣トラブル予防やマナー指導への対応は」といった問いかけがありました。これは非常に本質的な問いです。留学生を「受け入れる」ことはゴールではなく、日本社会でどう「定着」し「共生」していくかが問われているのです。
本校では、入学初期に生活ルール(ゴミ出し、保険加入など)を丁寧に説明し、問題を未然に防ぐ取り組みを行っています。また、留学生カウンセラーを配置し、担任との2対1体制で面談を実施。就職スタッフも含めた複数名体制で、学修や就職活動の停滞を防いでいます。
アルバイトに追われて生活リズムが崩れ、連絡が滞るケースは少なくありません。就労時間のルールを踏まえながら、きめ細かなフォローを続けることが重要です。
卒業後については、特定活動等で学校が関与するケースでは状況確認を実施していますが、特定技能で就職した卒業生全員を追跡する仕組みは、正直なところまだ整備できていません。これは今後の課題として認識しており、委員の皆様のご指摘を真摯に受け止めています。
「受入人数を増やすだけでなく、日本社会での定着・共生が社会要請として問われている」という言葉は、国際化を推進する私たちへの大切な問いかけです。
